レンジ一つ!鶏むね肉とブロッコリーのシンプル蒸し
はじめに
「料理は難しそう」「火を使うのが怖い」「洗い物が増えるのは嫌だな…」そう感じていらっしゃる方にとって、毎日の食事作りは大きな負担かもしれません。しかし、食生活を整えることは健康を維持する上で非常に大切です。
そこで今回は、包丁やまな板もほとんど使わず、火も使わない「レンジ一つ」で完成する、驚くほど簡単なレシピをご紹介します。使う食材も、スーパーで手軽に手に入る鶏むね肉とブロッコリーだけ。特別な技術は一切不要です。
このレシピなら、料理が苦手な方でもきっと美味しく作ることができます。まずはここから、シンプルな自炊を始めてみませんか?
材料(1人分)
- 鶏むね肉:1/2枚(約100〜150g)
- ブロッコリー:1/4個(または冷凍ブロッコリー 50g程度)
- 酒:大さじ1
- 塩:少々
- こしょう:少々
※お好みで、ポン酢やごま油、マヨネーズなどをかけてお召し上がりください。
必要な道具
- 耐熱皿(深さのあるもの):1枚
- ラップ
基本的な調理器具はこれだけです。包丁やまな板は、鶏むね肉を切る際に使いますが、キッチンばさみを使えば不要です。ブロッコリーを冷凍のものにすれば、さらに包丁いらずで作ることができます。
作り方
さあ、実際に作ってみましょう。以下の手順に沿って進めれば、迷わず完成できます。
-
鶏むね肉の下準備
- 鶏むね肉は、皮を取り除きます。(皮が苦手な方やカロリーを抑えたい方におすすめです。皮はキッチンばさみで簡単に切り取れます。)
- 厚さが均一になるように開きます。(厚い部分に切り込みを入れるか、軽く叩いて平らにします。こうすることで火の通りが均一になり、パサつきを防ぎます。)
- 一口大(約2〜3cm角)に切ります。包丁を使う場合はまな板の上で、キッチンばさみを使う場合は直接耐熱皿の上で切ることも可能です。
- 耐熱皿に入れます。
-
ブロッコリーの準備
- 生ブロッコリーを使う場合: 小房に分け、耐熱皿に入れます。(茎の部分は硬いので、使う場合は外側の硬い皮を厚めにむいてから一口大に切ります。)
- 冷凍ブロッコリーを使う場合: 凍ったまま耐熱皿に入れます。解凍は不要です。
-
味付け
- 耐熱皿に入れた鶏むね肉とブロッコリーの上に、酒大さじ1、塩少々、こしょう少々を振りかけます。
-
レンジで加熱
- 耐熱皿にふんわりとラップをかけます。(密閉せず、少し隙間を開けると蒸気が逃げて吹きこぼれにくくなりますが、今回は蒸し料理なので全体をしっかり覆っても大丈夫です。)
- 電子レンジに入れます。600Wの場合、約5〜6分加熱します。 500Wの場合は、約6〜7分加熱してください。
- 加熱時間はあくまで目安です。お使いのレンジによって調整してください。
-
火が通っているか確認
- 加熱が終わったら、レンジから取り出します。(やけどに注意してください。)
- ラップを外す際も、熱い蒸気が出るので気をつけてください。
- 鶏むね肉の一番厚い部分を箸などで割ってみて、肉の色が白く、透明な肉汁が出てくれば火が通っています。 もしまだ赤い部分があったり、濁った肉汁が出る場合は、ラップをかけ直して30秒〜1分ずつ追加加熱してください。
-
余熱で仕上げる
- 火が通っているのを確認したら、ラップをしたまま、またはアルミホイルをかけて、そのまま2〜3分置いて余熱で火を通します。 こうすることで、鶏むね肉がよりしっとり仕上がります。
完成
ラップを外せば完成です。彩りも良く、ふっくらと蒸しあがった鶏むね肉とブロッコリーが食欲をそそります。
このままでもシンプルに美味しいですが、お好みでポン酢をかけたり、ごま油を少し垂らしたり、マヨネーズを添えたりするのもおすすめです。
アレンジ/補足
- きのこを追加: しめじやエリンギなどを鶏むね肉と一緒にレンジ加熱すると、旨味が増します。
- チーズをプラス: 加熱後、ピザ用チーズを乗せて再度30秒〜1分レンジにかければ、チーズ蒸しになります。
- 保存方法: 清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で2〜3日保存可能です。作り置きとしても便利です。
おわりに
レンジ一つで作れる「鶏むね肉とブロッコリーのシンプル蒸し」、いかがでしたでしょうか?
本当に簡単なのに、栄養バランスも良く、ヘルシーな一品が完成します。これなら、疲れている日でも、忙しい日でも、手軽に美味しいものを食べることができますね。
まずはこの一歩から、ご自身の食卓を豊かにしてみてください。料理は、難しいことばかりではありません。簡単な成功体験を積み重ねることで、きっと楽しいものに変わっていくはずです。
このレシピが、あなたの食生活改善のきっかけになれば幸いです。