鍋一つで簡単!じゃがいもと豚こまのシンプル煮物
はじめに
「煮物って、なんだか難しそう」「味がうまく決まらないんじゃないか」。そんな風に思っていませんか?
たしかに、日本の家庭料理の定番である煮物は、少しハードルが高く感じられるかもしれません。でも、使う食材をシンプルにして、いくつかのポイントを押さえれば、誰でもおいしく作ることができます。
今回は、手に入りやすく、ご飯にもよく合う「じゃがいも」と「豚こま切れ肉」を使った、とても簡単なシンプル煮物をご紹介します。使うのは鍋一つだけ。特別な技術は必要ありませんので、ぜひ試してみてください。
材料(2人分)
- じゃがいも:2個(大きめ)
- 豚こま切れ肉:150g
- 水:200ml
- 醤油:大さじ3
- 砂糖:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 料理酒:大さじ1
- だしの素(顆粒):小さじ1/2
必要な道具
- 鍋(一般的な片手鍋または両手鍋)
- 包丁
- まな板
- 計量カップ
- 計量スプーン
作り方
これから、じゃがいもと豚こまのシンプル煮物の作り方を順番にご説明します。一つずつ順番に進めていけば、きっと美味しく仕上がりますよ。
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じゃがいもの準備をします。 じゃがいもはたわしなどで泥をきれいに洗い流し、ピーラーを使って皮をむきます。皮がむけたら、大きすぎる場合は半分、または4等分に切ります。目安として、一口で食べやすい大きさに切ってください。 切ったじゃがいもは、水を入れたボウルに5分ほどさらしておきます。これは、じゃがいもの「アク」を取るためです。アクを取ることで、煮込んだ時に味が染み込みやすくなり、見た目もきれいに仕上がります。 5分経ったら水を捨て、じゃがいもの水気を軽く切っておきます。
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豚こま切れ肉を準備します。 豚こま切れ肉は、大きい塊になっている場合は手でほぐしておきます。そのままで大丈夫です。
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鍋に材料と調味料を全て入れます。 水気を切ったじゃがいも、ほぐした豚こま切れ肉を鍋に入れます。 続けて、水200ml、醤油大さじ3、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、料理酒大さじ1、だしの素小さじ1/2を全て鍋に加えます。 ※だしの素は、お使いの製品の表示に従って量を調整してください。
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火にかけて煮込みます。 鍋をコンロに乗せ、フタはせずに中火にかけます。 煮汁が煮立ってきたら、火を少し弱めてアクを取り除きます。アクとは、煮汁の表面に浮かんくる泡や灰色の固まりのことです。お玉などを使って丁寧に取り除くと、雑味がなくなり澄んだ味に仕上がります。 アクを取り終えたら、鍋のフタを少しずらして乗せるか、アルミホイルなどで落とし蓋をして、火を弱火にします。(フタをぴったり閉めると吹きこぼれることがあるため、少しずらします。落とし蓋をすると、煮汁が全体に回りやすくなりますが、フタをずらすだけでも大丈夫です。)
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じゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。 弱火で、約10分〜15分ほど煮込みます。途中でじゃがいもが煮汁から出てしまうようなら、時々混ぜて煮汁を全体に回してください。 じゃがいもに竹串やお箸などを刺してみて、スッと通るようになったら火を止めてください。
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火を止め、味を馴染ませます。(オプション) 火を止めてそのまま5分〜10分ほど置いておくと、余熱で味がさらにじゃがいもに染み込みやすくなります。急いでいる場合はこの工程は省略しても大丈夫です。
完成
これで、じゃがいもと豚こまのシンプル煮物の完成です! ホクホクのじゃがいもに、甘めの煮汁がしっかり染み込んでいます。豚肉の旨味も加わって、ご飯が進む美味しさです。温かいままでも美味しいですが、少し冷めてからの方が味がより馴染みます。
アレンジ/補足
- 野菜を追加する: 人参や玉ねぎなどを一緒に煮ても美味しいです。じゃがいもと同じくらいの大きさに切って、手順3で一緒に鍋に入れてください。きのこ類(しめじ、舞茸など)も合います。
- こんにゃくを加える: 糸こんにゃくや板こんにゃくを加えても美味しいです。アク抜きが必要なこんにゃくの場合は、パッケージの指示に従ってアク抜きをしてから加えてください。
- 煮詰める: もし煮汁が多すぎる場合は、手順5でじゃがいもが柔らかくなった後にフタを取り、中火〜強火にして煮汁を少し煮詰めてください。煮汁にとろみがついて具材に絡みやすくなります。ただし焦げ付きやすいので注意してください。
- 保存方法: 冷蔵庫で3〜4日保存可能です。温め直す際は、鍋に移して弱火でゆっくり温めるか、電子レンジ対応の容器に入れて温めてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか? じゃがいもと豚こまのシンプル煮物は、材料も少なく、手順も「切って煮るだけ」ととても簡単です。火加減と煮込み時間に少しだけ注意すれば、誰でも美味しく作ることができます。 自分で作った出来立ての煮物は、きっと格別な味がするはずです。ぜひ、おうちで作る定番おかずの一つに加えてみてください。
このレシピが、あなたの食卓を少しでも豊かにするお手伝いができれば嬉しいです。