フライパン一つで完成!ツナ缶とトマトのシンプルワンパンパスタ
はじめに
毎日の食事作り、大変だなと感じていませんか? 「シンプル食卓レシピ」では、料理が苦手な方や、これから料理を始めてみたいという方に向けて、必要最低限の材料と簡単な手順でおいしく作れるレシピをご紹介しています。
今回は、洗い物が少なく、一つのフライパンで全ての工程が完結する「ワンパンパスタ」のレシピです。使うのは、ご家庭にストックしてあることの多いツナ缶とトマト缶。パスタを別に茹でる必要がないので、本当に手軽に作れます。
難しい技術は一切使いません。料理初心者の方でも、きっと美味しく成功させられるはずです。ぜひ試してみてください。
材料(1人分)
- パスタ(乾燥):80g
- ツナ缶(オイル漬けまたは水煮):1缶(約70〜80g)
- カットトマト缶:1/2缶(約200g)
- 水:パスタの袋に記載されている茹で時間+1分間の茹で時間に必要な水量 × 1.5倍 の目安量
- 例:茹で時間7分のパスタなら、通常7分×150ml=1050mlの湯が必要なところ、このレシピでは約300〜350ml程度をご用意ください。パスタの種類やフライパンの大きさによって水分量は調整が必要です。最初は少なめに準備し、足りなければ足すのがおすすめです。
- オリーブオイル:大ささじ1
- 顆粒コンソメ:小さじ1
- 塩:少々
- こしょう:少々
- (お好みで)にんにく(チューブ):1cm程度
※ツナ缶はオイルごと(または汁ごと)使うと、うま味が増します。
必要な道具
- 深めのフライパン(直径24cm以上のもの、蓋付きが理想です)
- フライパンの蓋(あれば)
- 計量カップ
- 菜箸 または トング
作り方
これから、ワンパンパスタの作り方を順番にご説明します。特別な技術は不要ですので、安心してください。
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材料をフライパンに入れる準備をする
- フライパンに、パスタ、カットトマト缶、ツナ缶(オイルまたは汁ごと)、水(最初は指定量の8割程度でOK)、オリーブオイル、顆粒コンソメ、塩、こしょう(お好みでにんにくチューブ)を全て入れます。
- パスタが長い場合は、半分に折って入れるとフライパンに収まりやすくなります。折らなくても大丈夫ですが、その場合は後で混ぜる際に少し手間がかかることがあります。
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火にかけて煮る
- フライパンを中火にかけます。
- 全ての材料を菜箸かトングで軽く混ぜ合わせ、パスタが水に浸かるようにします。
- 沸騰してきたら、弱火〜中火に火を弱め、もし蓋があれば蓋をします。蓋をすることで水分が蒸発しにくくなり、パスタが均一に茹でやすくなります。
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パスタを茹でる
- パスタの袋に記載されている茹で時間を確認し、その時間を目安に加熱します。
- 時々蓋を開け、パスタが鍋底にくっつかないように優しくかき混ぜてください。特に最初の数分はくっつきやすいので注意しましょう。「くっつく」というのは、パスタ同士やパスタがフライパンの底に貼り付いてしまうことです。混ぜることでこれを防ぎます。
- もし途中で水分が足りなくなってきたら、水を少量(50ml程度)足してください。逆に水分が多すぎる場合は、蓋を開けて火を少し強めるか、最後の工程で調整します。
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水分を調整して仕上げる
- パスタの袋の表示時間になったら、パスタがやわらかくなっているか、味見をして確認します。まだ固い場合は、水を少し足して様子を見ながらもう少し加熱します。
- パスタがちょうど良い固さになったら、蓋を開け、もし煮汁が多すぎる場合は、火を少し強めて混ぜながら余分な水分を飛ばします。煮汁がパスタとよく絡むくらいの、とろみがついた状態が目安です。
- 味見をして、塩味が足りなければ塩(分量外)で調整します。
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完成
- 火を止めて、お皿に盛り付ければ完成です。
完成
ツナとトマトの香りが食欲をそそる、シンプルなワンパンパスタが完成しました!パスタは煮汁を吸って、もちもちとした食感に仕上がっているはずです。ツナのうま味とトマトの酸味が合わさって、ご飯がなくても満足できる一品です。
アレンジ/補足
- 風味アップ: 盛り付けた後に、乾燥パセリを散らしたり、お好みで粉チーズやタバスコをかけると、さらに美味しくなります。
- 具材追加: 玉ねぎのスライスやきのこ類などを加えたい場合は、手順1でパスタと一緒にフライパンに入れてしまって大丈夫です。野菜からも水分が出るので、水の量を少し調整してください。
- 保存: パスタは時間が経つと固くなりやすいので、出来立てをすぐに召し上がるのがおすすめです。
おわりに
いかがでしたでしょうか? フライパン一つで、こんなに簡単に本格的なパスタができるんです。洗い物も少なく、忙しい日でも手軽に作れます。
「料理は難しそう」「失敗しそうで怖い」と思っていた方も、このレシピならきっと成功体験を積めるはずです。
このレシピをきっかけに、ご自身のペースで、少しずつ料理を楽しんでいただけたら嬉しいです。シンプルで美味しい食事は、きっと心も体も満たしてくれますよ。