材料二つ!豆腐と乾燥わかめのシンプル煮
はじめに
料理は難しそう、面倒くさい、そんな風に感じていませんか? 健康のために食生活を見直したいけれど、何から始めて良いか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
この「シンプル食卓レシピ」では、本当に必要な食材と簡単な手順だけで、誰でも美味しくできるレシピをご紹介しています。
今回は、包丁を使うのが少しだけ、あとは鍋一つで完成する、驚くほど簡単な煮物レシピです。使う材料は、キッチンに置いておきやすい豆腐と乾燥わかめのたった二つ。体に優しく、ホッとする味わいの煮物が、あっという間に出来上がります。
料理が苦手だと感じている方にこそ、ぜひ試していただきたい一品です。
材料(1〜2人分)
- 木綿豆腐または絹ごし豆腐: 1丁(約300g)
- どちらでもお好みで構いませんが、木綿豆腐の方が煮崩れしにくいです。
- 乾燥わかめ: 2〜3g
- A 水: 200ml
- A 醤油: 大さじ2
- A みりん: 大さじ1
- A 顆粒だし(和風): 小さじ1/2
※材料はこれだけです。非常にシンプルですね。
必要な道具
- 包丁
- まな板
- 鍋(片手鍋や小さめの両手鍋)
特別な道具は必要ありません。ご家庭にある基本的な調理器具で大丈夫です。
作り方
さあ、実際に作ってみましょう。難しい工程はありませんので、ご安心ください。
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下準備をする
- 豆腐はパックから取り出し、軽く水気を切ります。
- まな板の上に豆腐を置き、約3cm角くらいの大きさに切ります。あまり小さくしすぎると煮崩れやすくなるので、少し大きめに切るのがおすすめです。
- 乾燥わかめは、パッケージの表示に従って水で戻しておきます。戻し時間は通常5〜10分程度です。戻したら、水気をしっかり絞っておきます。
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煮汁を作る
- 鍋にAの材料(水、醤油、みりん、顆粒だし)をすべて入れます。
- 鍋を中火にかけて、煮汁を温めます。
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豆腐とわかめを煮る
- 煮汁が温まったら、切った豆腐と水気を絞ったわかめを鍋にそっと加えます。豆腐を崩さないように優しく入れてください。
- 再び煮立ってきたら、火を弱火にします。「弱火」とは、鍋の底に火が当たるか当たらないかくらいの、ごく弱い火加減のことです。煮汁がフツフツと静かに煮える状態です。
- 蓋をせずに、そのまま5分ほど煮ます。時々、煮汁を全体に回しかけるように鍋を揺らすか、お玉で豆腐にかけながら煮ると、味が均一になじみやすくなります。
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完成!
- 5分ほど煮たら火を止めます。これで完成です!
- 器に煮汁ごと盛り付けましょう。
完成
湯気とともに、だしの優しい香りが立ち上るシンプルな煮物が出来上がりました。豆腐はふっくらと、わかめはつるりとした食感で、ホッとする味わいです。温かいうちにお召し上がりください。
アレンジ/補足
- 味付けの調整: もし味が薄いと感じたら、醤油を少量加えてみてください。反対に濃い場合は、水を少し足して調整可能です。
- 食材を追加: 慣れてきたら、お好みで他の食材を加えても美味しいです。例えば、細切りにした人参や、きのこ類(しめじ、えのきなど)、油揚げなどを一緒に煮ても良いでしょう。その場合、火の通りにくいものから先に鍋に入れて煮てください。
- 保存方法: 冷蔵庫で2〜3日保存可能です。一度冷めると味がより染み込みます。温め直す際は、鍋に移して再び火にかけるか、電子レンジ対応の容器に入れて加熱してください。
おわりに
材料たった二つ、煮る時間も短い、とてもシンプルな煮物をご紹介しました。 これなら、料理初心者の方でも気軽に挑戦できるのではないでしょうか。
自分で作った温かい料理をいただく時間は、心も体も満たしてくれます。 今日の食卓に、このシンプルな煮物を加えてみませんか? 簡単な一品から、少しずつでも良いので、ぜひ料理を楽しんでいただけたら嬉しいです。