材料3つ!玉ねぎと卵とわかめのシンプルスープ
はじめに
日々の食事に汁物を一品加えたいけれど、「難しそう」「手間がかかりそう」と感じていませんか?特に料理が苦手だと、汁物ひとつ作るのも億劫に感じるかもしれません。
でもご安心ください。「シンプル食卓レシピ」では、誰でも簡単に、そして必要最低限の材料で作れるレシピをご紹介しています。今回ご紹介するのは、たった3つのメイン食材で完成する、シンプルながらも心温まるスープです。
火を使う時間も短く、特別な技術は一切不要。忙しい日のもう一品として、また、これから料理を始めたいという初心者の方にぴったりのレシピです。ぜひ一度お試しください。
材料 (1〜2人分)
- 玉ねぎ:1/4個
- 卵:1個
- 乾燥わかめ:小さじ1 (ひとつまみ程度)
- 水:300ml
- 顆粒鶏がらスープの素(または顆粒和風だしの素):小さじ1
- 醤油:小さじ1/2
- 塩:少々 (味を調えるため)
【材料のポイント】 * 乾燥わかめは、水で戻す必要がない「そのまま使えるタイプ」が便利です。お持ちでなければ、水で戻して水気をしっかり絞ってからお使いください。 * 顆粒だしは、鶏がらスープの素でも、和風だしの素でも、お好みの味で大丈夫です。
必要な道具
- 片手鍋(または小さめの鍋)
- 包丁
- まな板
- お玉
- 菜箸 または フォーク
【道具のポイント】 * ご家庭にある一般的な調理器具で十分です。特別なものは必要ありません。
作り方
さあ、一緒に作ってみましょう。一つ一つの手順を丁寧にご説明します。
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玉ねぎを切る 玉ねぎは皮をむき、薄切りにします。厚さ2mm程度の薄切りにすると、火の通りが早く、玉ねぎの甘みがスープに出やすくなります。包丁を使う際は、野菜を押さえる方の指先を丸めるようにして、刃に当たらないように注意してください。
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鍋に材料を入れて火にかける 鍋に水(300ml)、顆粒だし(小さじ1)、薄切りにした玉ねぎを入れます。鍋をコンロに乗せ、中火にかけます。
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玉ねぎを煮る 沸騰したら少し火を弱め、玉ねぎが透明になるまで、2〜3分煮ます。玉ねぎがしんなりとして、甘みが出てきます。
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わかめを加える 火を少し弱めたまま、乾燥わかめ(小さじ1)をそのまま鍋に入れます。さっと混ぜると、わかめがすぐに水分を吸って膨らんできます。
- 【失敗しないコツ】 乾燥わかめは少量でもかなり膨らみます。入れすぎるとわかめだらけになってしまうので、分量を守るのがおすすめです。
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卵を準備する 卵1個は、別の器に割り入れ、菜箸かフォークで溶きほぐします。白身と黄身が均一に混ざるまで、しっかりと溶いてください。
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溶き卵を回し入れる スープが煮立っているのを確認し、火を弱火にします。鍋の中心ではなく、鍋肌に沿って、円を描くようにゆっくりと溶き卵を回し入れます。「ふわふわ卵」にするためのポイントです。
- 【失敗しないコツ】 卵を入れる際に火が強すぎると、卵が固まりすぎてごわごわになってしまいます。必ず弱火にしてから入れてください。また、卵を入れたらすぐに混ぜず、10秒ほどそのまま置いて卵を少し固まらせてから軽く混ぜると、ふわふわ感が残ります。
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味を調える 卵がふんわりと固まったら、醤油(小さじ1/2)を加えます。味を見て、もし薄いと感じたら塩を少々加えて調整してください。塩は少しずつ加えて、味見をしながら調整するのが失敗しないポイントです。
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完成! 全体を軽く混ぜたら火を止めます。器にそっと注いだら出来上がりです。
完成
温かい湯気が立ち上る、玉ねぎと卵とわかめのシンプルスープの完成です。ふんわりと固まった卵と、甘くなった玉ねぎ、そしてわかめの磯の香りが食欲をそそります。
アレンジ/補足
- ごま油で風味アップ: いただく直前に、器に注いだスープに数滴ごま油を垂らすと、香ばしさが加わり、風味がぐっと良くなります。
- 彩りをプラス: 刻んだ青ねぎや、炒りごまを少量散らすと、見た目も華やかになります。
- 他の野菜もプラス: 冷蔵庫に余っているきのこ類(えのきやしめじなど)や、細かく切った人参などを玉ねぎと一緒に煮ても美味しいです。
- 保存について: スープは傷みやすいので、なるべくその日のうちに食べ切るようにしてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?たった3つの食材といくつかの調味料で、こんなにも簡単に美味しいスープが作れました。
「料理は難しい」というイメージが、少しでも変わったなら嬉しいです。自分で作った温かいスープは、体の芯から温めてくれるだけでなく、ちょっぴり自信も与えてくれます。
まずはこのスープから、毎日の食卓に手作りの味を加えてみませんか?次は別の簡単なレシピにも挑戦して、料理の楽しさを少しずつ広げていきましょう。応援しています!